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レイラのサンプルロム vol.1
サンプルロムとは
オークションサイト「ヤフオク!」にて、レイラのサンプルロムを入手しましたので、ご紹介致します。
サンプルロムとは、非売品の見本品カセット。ゲーム会社が企業向けに宣伝目的で出す見本品で、一般客には流通しないものです。今回落札したものは、「レイラ サンプル 見本 非売品 起動確認済み」という商品名で出品されていました。
「サンプルロム」で画像検索していただくと分かりますが、少なくともファミコンのサンプルロムは、製品版と異なるラベルが貼られていることが多いようです。(例えばゲームタイトル文字だけだったり、デカデカ「見本品」と印字されたものだったり)カセットの外観だけ見てサンプルロムと判断できるように、あえてそうしているのですね。これなら製品版と区別し易く、間違って一般客に売ることもなさそうです。
また、ゲーム内容も製品版と異なる点があったりするようです。これはゲーム完成前に、早めに宣伝するためだと思われます。
ラベルもゲーム内容も異なる具体例として、『マドゥーラの森』さんのところで、『マドゥーラの翼』のサンプルロムが紹介されていますので、是非ご覧下さい。
レイラのサンプルロム 表面
カセットのガワは製品版と同じ緑色。ラベルはお馴染みのイラストの代わりに、サンプルロム用のラベルが貼ってあります。
【Media development】
「メディア展開」の事。ファミコンのゲームなので「ファミリーコンピュータ」(印字)の文字。
【Product name】
「商品名」の事。「DBF-RE」(手書き)とある。Dに横棒が付いてるのはちゃんと意味があって、悪筆であっても「O」や「0」ではなく「D」であると判別できるよう付ける印。
ちなみに出品者Bさんは、dB-SOFT作品のサンプルロムを他に2つ出品していた。ラベルデザインは全く一緒である。そちらの「Product name」はどうなっているかというと・・・
頭脳戦艦ガル→「JISUTASU-21 DBF-GA」(印字)
フラッピー→「DBF-FL」(手書き)
他の2作品を参考に、DBはdB-SOFTのDB、FはファミコンのF、REはレイラのレ(ローマ字表記でRE)、と推測。
dB -SOFT / F amily Computer / RE IRA
↓
DBF-RE
【Department】
(会社・企業などの組織上の)「部門」の事。カタカナで「システムエイギョウブ」(印字)の文字。
システム営業部とは、主に販売を業務とした職種です。
【Date】
「日付」。「86/9/10」(手書き)だから、1986年9月10日。サンプルロムを作った、もしくは外部に持ち出した日を示すものだろう。
【No.】
かすれて読めないが、ガルとフラッピーのラベルから、「No.」と印字されたものと分かった。「3/15」(手書き)とあるから、15本準備したうちの3本目のサンプルロムであると示している。
レイラのサンプルロム 裏面
「使用目的」・「持出先」・「連絡先」を書くラベル・・・だが、何の記載も無い。作られたものの、外部に持ち出されず終わったものなのか、面倒で記載しなかったのか、判断できない。
ちなみに出品者Bさんのガルとフラッピーのサンプルロムも、裏面はこのラベル。何れも記載はなかった。
レイラのサンプルロム ゲーム内容
一通り最後までプレイしてみたが、一目で分かる製品版との差異は見つけられなかった。
気付いてないだけかもしれないし、クリアまでの正解ルート以外のルートに、違う部分があるのかもしれない。
あるいは、本当に製品版と同じ内容なのかもしれない。
ここまで、「レイラのサンプルロム自体の概要」を簡単にお伝えしました。
次のページでは、「レイラのサンプルロムの取引」をご紹介致します。